キングダム 794話 ネタバレ｜趙国関連の考察

794話で趙真と司馬尚の会話の中に出てきた「青歌の火」は、青歌城の民のことだと思う。

先日の考察に、司馬尚は趙国が滅ぼした国の子孫だという記事があった。

王に招集されても城から出ない引きこもりと言われていた司馬尚は、中山国の子孫を守るために青歌城から出なかった。

中山国は趙国に滅ぼされてしまったから、中山国の血を絶やさないために民を守っていたのだろう。

そこへ李牧が新国設立の案を出し、これまで肩身の狭い思いをしていた中山国の子孫が立ち上がったのだと思う。

今回の戦いでは、司馬尚が総大将になり王翦の首を趙軍へ引き渡すことで、司馬尚の趙王や国民からの信頼を増やす目的があるのではないだろうか。

司馬尚が趙王から信頼を得ることで、青歌城の民の安全は保証される。また、権力を持つことで知名度が上がり、新国設立の際に他の武将を引き込みやすくなるためだ。

青歌軍の人々は、青歌城の民を守り青歌の火を絶やさないことで、趙国の恨みやこれまでの苦労の想いが受け継がれると信じているのだろう

キングダムネタバレ最新794話考察｜司馬尚は趙国が滅ぼした国の末裔

多くの謎に包まれている司馬尚ですが、これまで大きな動きを見せなかった理由は、趙国を憎み共闘する気持ちがないからだと考えます。

その根拠は3つあります。

まず1つ目は、作中のキングダムの年号から60年ほど前の紀元前296年に、「中山国」という国が滅んでいることです。史実の地図と作中に出てくる地図を比べると、青歌城の位置が完全に一致しています。

2つ目は、史実では中山国は戦争の末に、趙国の攻撃によって滅亡したとされています。さらに、中山国が滅ぼされたときの王は「中山尚」という名前だったそうです。

青歌城の位置が中山国と一致していることを考えると、司馬尚は中山王の末裔であり、故郷の土地から離れたくなかったのではないかと考えられます。

3つ目は、青歌軍には「カン・サロ」「ジ・アガ」「フーオン」など、異民族の将軍が多数存在します。

このような強大な軍事力を持ちながら、司馬尚が趙国に貢献しなかった理由は、自国が滅ぼされ趙国に併合されたことに対する恨みがあり、青歌城で中山国出身の人々を守っていた可能性があると考えられます。